〜画像処理:トーン編〜
まずはじめに

0. トーンレイヤーは、必要に応じて5種類用意します。
(もちろんそんなに使わない方は必要なものだけで構いません)
・階調網トーンレイヤー
・パターントーンレイヤー
・砂目トーンレイヤー
・ディザトーンレイヤー
・特殊トーンレイヤー

また、処理の種類によって、上記のレイヤーもさらに細分化することがあります。
(特に砂目)
パターンレイヤー以外、グレースケールで作成→処理をしてトーン化
という手順を踏んでいきます。
1. では、各トーンレイヤーが実際どのように作成されているかをご説明します。
下の画像は、「Say」1ページ目。これはトーンを最終処理した後のものです。

本誌をお持ちの方はお分かりかと思いますが、このページには網トーン・パターントーン・砂目トーン・点描トーンが混在しています。
レイヤー構成はこうなっています。
ちなみにトーンレイヤーは全部乗算モードなので順不同です。
2. それぞれのレイヤーを一枚ずつ表示するとこうなります。
まずはパターントーンレイヤー
ねこまたぎくらぶさんなどで頂いたトーン用パターンファイルを貼り込んだレイヤーです。
もともとパターンを貼り込んであるので、模様がついてるのがお分かり…でしょうか(汗)
3. 次に、階調網トーンレイヤー。この本では60線をメインにしたので、レイヤーも分かりやすいように「トーン60線」としてあります。
この時点ではまだグレースケールで作成。最後の最後に変換するレイヤーです。
左下はただの黒ベタです。ベタ処理の時に塗り忘れたもの(^^;

4. 砂・粗めのところ。これも今はグレー。
5. 砂・標準のところ。グラデになってるのがお分かりでしょうか。
砂トーンでもグラデが作れます。
6. ディザレイヤー。
砂目に似ていますが、砂目と違ってドットが均等に散らばります。
ICの930番とか、最近流行りのモヤモヤトーンとかみたいになります。
でもご覧のとおり失敗しちゃったぜよ_| ̄|○ 難しい…
まあ、市販のトーンと違い、思惑通りにぼかしの位置を変えられるのが旨みです。
これらのレイヤーにそれぞれ処理を施して、線画とまとめて合成したものが[1]です。
では、それぞれのレイヤーの作成方法をご紹介します。


まずは階調網トーン→