〜修正編〜
ホワイトの極意

全体を600dpiで作成→1200dpi出力なら簡単なんですが、
線画の1200dpiを保存しておきたい場合にはホワイトも注意が必要です。
キーワードは、ズバリ「描画モード」。

0. 階調網トーンのページで「トーンの削り方」のところでちょっと触れましたが、
ディザレイヤーにエアブラシで白を塗ると、トーンを削ったような効果が出ます。
トーンだけならその時点でトーンレイヤーと結合しちゃえばいいんですが、ガラスに反射した光とか、線画やベタにもホワイトの影響を持たせたい場合は?ディザレイヤーを使う?
でも、普通のホワイトも使いたい。そうするとまたレイヤーが増える…ただでさえ重い処理がまた重く、複雑になる!!
…なんてことはありません。
レイヤーは少ないに越したことはないです。
1. ホワイトレイヤーは、基本的に「通常」モードまたは「スクリーン」モードで作成します。
「スクリーン」モードだとホワイト以外の余計な間違い線とかが出なくて安心ですが、「通常」モードだとついでに書き足しとかできて便利だったりします。
(でも本当は、黒の書き足しはトーンと同じ乗算レイヤーにして、ホワイトはホワイトのみでスクリーンモードの方がいいと思います。)
鉛筆ツールで、アナログと同じようにホワイト効果を入れていってください。
2. [0]で書いたように、ホワイトレイヤーをトーンの削りとして使用することができます。
でもレイヤーが多いと処理が重いだけでなく合成がめんどくさい。
かといって「ディザ合成」レイヤーを「通常」に戻しちゃったらトーンがグレーになるだけだし…
とお悩みの方。なんてことはない。
「ディザ合成」レイヤーの下に「通常」モードでレイヤーを新規作成し、「ディザ合成」レイヤーを選択して、右クリック→「下のレイヤーと結合」(またはCtrl+E)。
これで「ディザ合成」モードの時の画像そのままに、「通常」モードのレイヤーの出来上がり。
このレイヤーにホワイトを描くなり、別に作ったホワイトレイヤーと結合するなりご自由にドウゾ♪
あとでレイヤーをそれぞれサイズ変更して統合することになるので、枚数は一枚でも減らしましょう!

この辺でセリフでも打ちましょうか…→